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【育毛剤の取扱説明書】育毛剤の効果的な使用法について

この記事について

このブログでは、育毛剤の効果的な使用法について詳しく解説し、どのようにして頭皮環境を整え、髪の毛の健康を長期的に維持するかについてアドバイスします。即効性は期待できないものの、正しい使用法と根気よく続けることで、育毛剤の真価を発揮する方法を紹介しています。

育毛剤の基本理解

育毛剤について、正しい知識や使用方法が十分に知られていないと感じています。
この機会に育毛剤に関する正しい情報をお伝えしたいと思います。

育毛剤の目的と役割

まず、育毛剤の主な目的についてお話しします。
目的は2つあります。

1つ目は、頭皮の環境衛生を整えること
2つ目は、抜け毛を正常化し、毛髪の成長期を延長すること

これらが育毛剤の基本的な役割です。

ヘアサイクルと薄毛の関係

通常、抜け毛や薄毛の原因は、毛髪の成長期が短くなることにあります。
一般的に、男性の場合、髪の毛の成長期は3年から5年、女性の場合は4年から6年とされています。
成長期が終わった後、髪は一度抜け落ち、毛乳頭が栄養を蓄えた後に再び生え始めます。
これが正常なヘアサイクルですが、このサイクルが短くなると、髪の毛が薄くなりがちです。

特に多いのは、分け目や、頭の上部の髪の毛が短くなってしまうということです。
この短くなった髪の毛は、成長期が短いため、4ヶ月から1年程度で抜けてしまいます。
前髪が伸びないと悩んでいる方がいらっしゃるのは、このためです。
いくら髪を伸ばしても、1年で12センチから15センチ以上伸びることはないのです。
もともとあった髪の毛の成長期が短くなってしまうと、その1年の間に髪が抜け、さらにその後は産毛に変わってしまいます。
これが薄毛のメカニズムです。

女性の場合、髪が完全になくなることはありませんが、頭の上部が薄くなってしまう方もいます。
これが「埋没」と呼ばれる状態です。
この状態が抜け毛や薄毛の原因となります。

育毛剤の役割は、この短くなった成長期を延長することです。
半年の成長期を1年に伸ばし、その1年をさらに2年に延ばしていくことが育毛剤の目的となります。

育毛剤を使う理由としては、主に現状維持のためです。
多くの人に伝えたいのは「育毛」という名前が適切ではないかもしれないということです。

育毛剤は、髪の毛がまだあるうちに使用を始めるのが正しい方法です。
薄毛が進行してから使用を始めると、「髪の毛が生えない」と感じて使用を止めてしまいます。
ですので、育毛剤を頭皮の化粧水として考え、現状維持のために使用していただきたいのです。
個人的には、名称を育毛剤ではなく「頭皮用化粧水」と頭の中で名前を変えてもいいのではないかと思っています。

育毛剤の適切な使用法

使用方法についてですが、覚えていただきたいポイントを4つお伝えします。

【ポイント01】育毛剤の基本的な使用頻度

育毛剤は、朝晩の2回使用してください。
朝の使用は、これからの活動に備えて頭皮を様々な刺激から守るためです。

皮脂は元々弱酸性ですが、空気に触れることでアルカリ性に変わり、これが頭皮に刺激となり、かゆみや湿疹を引き起こすことがあります。
朝の使用はこれらの刺激から頭皮を保護する目的があります。

夜の使用は、栄養を与えることに重点を置いています。
育毛剤に含まれる植物エキスなどの成分が、睡眠中に細胞分裂を促し、より太く、しっかりとした髪の毛を生やすために役立ちます。

【ポイント02】2度使い

多くの方は濡れた状態の髪に育毛剤をつけてからドライヤーで乾かすことが一般的ですが、私が情報を得たメーカーは、実際には乾かした後に使用することを推奨しています。

最も効果的なのは、濡れた状態と乾かした状態の両方で使用する「2度使い」です。

濡れた状態で育毛剤を使用すると、ドライヤーで熱が加わると重要な成分が揮発してしまうことがあります。
また、濡れていると育毛剤が毛先まで広がりやすく、頭皮に留まりにくくなるため、乾いた後に頭皮に直接つけた方が、地肌に留まりやすくなり、設計された浸透力を活かして成分が頭皮に浸透します。

【ポイント03】育毛剤の適切な消費期間

育毛剤は月に1本のペースで朝と夜の使用を想定して設計されており、このペースで使用すれば効果的に成分を頭皮に供給することができます。

【ポイント04】育毛剤の効果的な塗布場所

多くの方が頭皮全体に均等に塗布する必要があると考えがちですが、特に髪の毛の薄くなっている部分に重点を置いて使用することが重要です。

特に男性はこの上部、つまり頭のてっぺんが薄くなりがちです。
女性も似たような状況になることがありますが、基本的にはこの部分に育毛剤を塗ることをお勧めします。
もちろん、それだけに限定するわけではなく、頭皮全体に塗布しても構いませんが、特に重点を置くべきは髪の毛が薄くなっている部分、もしくは薄くなりがちな箇所に育毛剤を塗ってください。

育毛剤の具体的な塗布方法

これから実際に私の頭を使って、どのように育毛剤を使うかを実践していきたいと思います。

私自身、おでこが広いのですが、これは遺伝的なものであり、若い頃からそうでした。
中学時代には「はげる」とからかわれたこともありますが、薄毛にはならないと信じて一生懸命ケアしています。

塗る際には、特に頭の上部から始め、頭皮全体にしっかりと育毛剤が行き渡るようにしてください。これが、育毛剤の効果的な使用法のポイントです。

育毛剤の塗布方法

育毛剤の塗布方法について説明します。
※動画でも説明いたします。

まず、中央部分から始めて、私の場合は前から後ろまでだいたい6プッシュ使用しますが、これは商品によって異なる場合があります。
一度に大量に塗るのではなく、少しずつ塗布して育毛剤が頭皮になじむようにしてください。

横の部分にも同様に育毛剤を塗り、中央から順に1、2、3の箇所に塗っていきます。
反対側も同じ方法で塗布します。私は既に育毛剤を塗り慣れているため、肌感覚で塗り忘れがないかを感じ取ることができます。

特に注意が必要なのは、つむじの部分です。
このエリアは薄くなりやすいため、しっかりと育毛剤を塗ってください。
全体に塗り終わったら、指の腹を使って優しく育毛剤をなじませます。
絶対に爪を立てないでくださいね。肌を傷つけないようにすることが重要です。

また、生え際も人の目に触れやすい部分であるため、特に気になる方はしっかりと育毛剤を塗布してください。
これらのステップに従って、効果的に育毛剤を使用することができます。

濡れている状態の方が内部に浸透しやすいので、濡れたスポンジが乾いたスポンジよりも早く水を吸収するのと同じ感覚で覚えてください。
乾いた状態では育毛剤が止まるので、なるべく頭皮に留まるようにすることがポイントです。

また、マッサージについてよく質問されますが、「マッサージはするべきか」という質問に対して、私は基本的にシャンプーの際に行うことをお勧めします。

シャンプー中は頭皮が滑りやすく、無理なくマッサージができます。
乾いた状態でのマッサージは頭皮を傷つける可能性があるため、湯船に浸かったり、バスタブで温まった状態で血行が良い時に行う方が良いです。
これは、暖かい環境でのリラクゼーションが血行促進に役立ち、育毛剤の効果を最大限に引き出すためです。

化粧水と育毛剤を使う順序について質問されることが多いですが、お肌に先に化粧水を使用してから育毛剤を塗るのが良いと思います。
これにより、肌が十分に保湿された状態で育毛剤を適用できます。

▼詳しくはこちらをご覧ください。

髪を乾かした後、もう一度育毛剤を塗布します。
※動画でも説明いたします。

中央から始めて、分け目に沿って塗布していきます。
このときも、育毛剤が垂れないように、指の腹を使って優しくなじませることが大切です。
使用する育毛剤はプッシュタイプで、使いやすい設計になっています。
各部位にしっかりと育毛剤が行き渡るように、1箇所ずつ丁寧に塗り、頭皮全体に広げます。

私の頭が大きいため、頭全体に均等に育毛剤を塗布するには細かく分けて塗る必要があります。
具体的には、頭を3本の線で区切り、それぞれの区分に1から5までのプッシュを行いながら塗布します。
反対側も同様に、しっかりと育毛剤を塗ってください。

特に、後頭部やつむじの部分には、髪の毛をしっかり分けて育毛剤を塗ることが重要です。
育毛剤は直接地肌に塗る必要があり、髪の毛をかき分けて地肌が見えるようにしてから塗布してください。

生え際にも、一箇所ずつ丁寧に育毛剤を塗ることが大切です。
私自身、薄毛を防ぎたいため、しっかりと塗り込むようにしています。
塗った後は、指の腹を使って育毛剤が頭皮に均等に行き渡るようになじませてください。
育毛剤がしっかり行き渡ったかは、指先の感触で確認することができます。

後頭部のネープの部分や、特に頭皮が荒れがちな部分にも注意が必要です。
これらのエリアは、シャンプーできちんと洗い流すことが重要ですが、シャンプーとトリートメントだけでは頭皮の健康を維持するには不十分です。
このような部分には、育毛剤を使用することが効果的です。
育毛剤を適切に使用することで、健康な頭皮環境を維持し、薄毛の進行を防ぐことができます。

▼詳しくはこちらをご覧ください

一見すると単純な作業ですが、正しく塗布することでその効果を最大限に引き出すことができます。
育毛剤を1週間ほど継続して使用すると、頭皮の状態が改善されることがあります。
※医薬部外品として承認されているため、「治る」という表現は避けるべきですが、現場で見てきた経験上、正しく使うことで良い結果が得られる方が多いです。

電気バリブラシの使用について

育毛剤の使用後に電気バリブラシを使うことで、育毛剤の浸透が向上し、効果が約7倍になるといわれています。

具体的には、頭皮に育毛剤を塗った後に、電気針ブラシを使って1箇所ずつ丁寧にブラッシングします。
この方法で、育毛剤が頭皮により深く浸透し、その効果を高めることができるとされています。
※ただし、この種の製品を使用する際は、それが実際に自分の頭皮に適しているかどうかを確認してください。

使用後について

育毛剤を塗った後は、自然乾燥をお勧めします。
ドライヤーを使用すると、有効成分が揮発してしまう可能性があるため、なるべく自然な状態で乾かすことが大切です。

肌かぶれについて

多くの方から育毛剤に関するご質問や意見をいただいております。
中には、特定の成分に反応して肌にかぶれを起こす方もいらっしゃいます。
育毛剤は成分濃度が高いため、合わないエキスでかぶれや反応を示すことがあります。

かぶれの経験がある方は、特に慎重に製品を選ぶ必要があります。
頭皮が乾燥している状態で濃いエキスの育毛剤を使用すると、かぶれやすくなることがあるため、まずは優しい頭皮用化粧水をつけ潤わせてから、育毛剤や濃度の高い医薬部外品など使っていただくという順番を踏んで使っていただいてもよいと思います。

育毛剤の長期的な利用と効果

育毛ケアは毎日続けていただき、肌の状態が正常化するまでの期間は、男性であれば約半年、女性では約1年かかることが一般的です。

このプロセスを通じて、頭皮の健康を取り戻し、より効果的な育毛を目指すことが重要です。

頭皮環境を整えて髪の毛を健康に保つ作業は、根気が必要です。
そのため、結果がすぐには現れにくいため、多くの人が途中で挫折してしまいます。

しかし、半年から1年続けた場合、季節による抜け毛の増減が安定し、1年を通して抜け毛が一定になることが多いです。
これは育毛剤が効果を発揮しているサインです。
正常な抜け毛の範囲は1日に約50本とされていますので、この範囲内であれば育毛剤の効果があると判断してください。

このような細かい点が誤解されやすく、多くの人が途中で育毛剤の使用を止めてしまいます。
そのため、育毛剤や頭皮用化粧水の利用が一般的に広まりにくいのです。

私の例を挙げると、私自身も毎日育毛剤を使用しており、10年以上続けていますが、その効果を実感しています。
特に生え際や頭の前部分は、昔から薄かった部分ですが、育毛剤のおかげで現状を維持できていると考えています。

育毛剤は即効性がないため、その効果がわかりにくいと感じる方もいるかもしれません。
特に頭皮が荒れていたり、薄毛や抜け毛に悩む方、またはご両親のどちらかが薄毛である場合は、遺伝の影響も考慮に入れる必要があります。

今回は育毛剤について詳しく説明させていただきました。この情報が参考になったら幸いです。

この記事を書いた人

名村 武彦 はじめまして。リベリュール・オーナースタイリストの名村(なむら)です。
リベリュールは艶やかにまとまる綺麗な髪をつくる事が得意な美容室です。髪を綺麗にするってとてもシンプルでカンタンです。
1人で悩んでいないで、ぜひお気軽にご相談下さい。 髪が綺麗になると毎日がとっても気持ちいいですよ!

はじめまして。リベリュール・オーナースタイリストの名村(なむら)です。
リベリュールは艶やかにまとまる綺麗な髪をつくる事が得意な美容室です。髪を綺麗にするってとてもシンプルでカンタンです。
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