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この記事について
皆さまこんにちは!
いつもご覧頂き誠にありがとうございます(^^)
今年からお客様によく聞かれる質問を、こうやってブログでお伝えしていこうと思い、毎日パソコンとみらめっこしています!
さっそくですが、今回のテーマは「カラーの色持ち」です。
コレよく聞かれる質問ですので、ご興味がございましたらぜひ参考にして下さい☆
カラーをしていると必ずといっていいほど聞かれるのがこの質問です。
せっかく美容室で染めたのですから、その色をずっと楽しみたいですよね。
答え
美容師の薬剤配合
お客様とのコミュニケーション
ホームケアの方法によります
もちろん“染める色”によりますが、カラーの色持ちは「どのようにカラーを組み立てていくか?」が重要になります。
ブリーチをして色を入れるダブルカラーといわれる施術は別ですが、ワンメイクカラー(1度染め)はこの3つの要素が大切です。
適切な処置をすれば、さほど退色は気になりません。
色持ちの良いカラーは「求める色」と「髪質」を見極め、お客様と一緒に作っていくのが理想です。
黄味が強くなり退色が早い傾向があるので、あまり明度の高くないカラーがおすすめです。アッシュ系やマット系の色が綺麗に出る反面、ピンク系は入りにくく落ちやすい傾向があります。
赤味が出やすいので、アッシュ系の色は2~3回にわけて赤味を削って色を作っていくのがオススメです。逆にピンク系は色持ちも良いのでオススメしやすい色味です。
このように、髪質によって“退色の傾向”や“合う色・合わない色”があります。
もちろんお好みの色があると思いますのでそれを加味して作っていくのですが、ほとんどのお客様は退色した後の黄色くなってパサついた色がイヤだとおっしゃっています。
毛先が透けた感じで黄色く退色した髪は、艶感がなくパサついて見えますよね?
黒髪を脱色すると必ず黒→赤→オレンジ→黄色→白の順に色が抜けていきます。
黒髪をカラーする時の基本です。だから退色していくと黄色に近づき、毛先がパサついてスカスカに見えるのです。
ですので、このカラーの基本に基づいて薬剤選定をする事が重要になります。
これははカラーの知識をしっかり兼ね備えた美容師さんを探すほかないです。
ただお客様のご要望通りに薬剤を調整するのではなく
✔ 前回どんな色にしたのか
✔ 残留ティント(髪に残っている前回のカラーの色)
✔ アンダーがどのぐらい削られているか
✔ パーマの有無
✔ 縮毛矯正をしているかどうか
✔ 髪質の傾向
などを考慮したうえで薬剤選定をしなければ、色持ちのいいカラーは絶対作れません。
前述しまいしたが、コレもカラーの知識をしっかり兼ね備えた美容師さんを探す事をオススメします。
また、明度(明るさ)も大切です。
色は彩度(色の鮮やかさ)と明度で表します。
高明度・高彩度(明るく薄い色)のカラーはもって1~2週間が限度です。
艶やかに見え、退色しにくい色は中明度・中彩度(明るすぎず暗すぎない色)以下。
カラーのレベル表記でいう9レベル以下が色持ちの良いカラーです。
さらに、カラーの度に髪の状態や色味を見ながら、染料濃度を変え、色素補正などの微調整をすることも大切です。
当店では、お任せ頂いた方は基本的に「色持ち」と「艶」のでるカラーをオススメしています。
10代20代の方は様々なカラーにチャレンジしても若さで許してもらえますが、ある程度大人になり、社会的な地位があがってくるとそうはいきません。
時代が変わっても、大人の女性に求められるのは“品”と“質”。
職種にもよりますが、おおよその会社がカラーの明るさに制限があるのではないでしょうか?
明るいカラーはどうしても相手に与える印象に差が出ます。
ですが、艶があり、品のあるヘアスタイルをみて悪い印象を受ける方は少ないと思います。
ビジネスでも、学校行事でママ友に会う時も、友達とランチに行く時も、ご主人の会社の方と会う時も、艶やかで品のある上質なヘアスタイルはTPOに関係なく相手に良い印象を与えてくれます。
だから「髪質に合わせたカラー」をご提案しています。
また、色を綺麗に保つ為には「ホームケア」は欠かせません。
どんなに色素補正しても、染料を分解してしまう洗浄成分を使ってしまうと色持ちどころか、カラーの定着も悪くなってしまいます。
シャンプーの主成分は水と界面活性剤。
界面活性剤は浸透し、タンパク質(脂)を分解する力を持っているので、洗浄成分の強いシャンプーは毛髪内部に浸透した染料(油)を分解します。
※ カラーの染料は油で作られています
さらに1度痛んだ髪のキューティクルは剥がれやすくなっている為、洗浄成分の種類によっては「ダメージの進行」が進んでしまいます。
別の機会に詳しくご説明しますが、髪のダメージ2種類あります。
「ケミカルダメージ」と「ダメージの進行」です
ダメージが進行するとカラーの染料は1週間ともたず、さらに次のカラー時にはケラチンタンパク質の量が不足している為、染料が定着しづらいという最悪の状態になってしまいます。
そうならないように、ホームケアの重要性をご提案しています。さらに、美容室での処置も大切です。
前述した通り、薬剤の配合も大切ですが、カラーは「アルカリ剤」や「過酸化水素」といった残留物があります。
これらは美容室での処置も大切になりますので、担当の美容師さんとしっかりコミュニケーションをとって頂くことを強くおすすめします。
白髪染めは頻度が高くなるので、髪のダメージも深刻化しやすいのですが、ホームケアに気をつけて頂き、美容室で適切な処置を施せばカラーを綺麗に楽しんで頂けます。
いかがだったでしょうか?
「どこの美容室にいってもカラーの色がすぐとれる」というお声をよく聞きます。
髪質を診ていつも感じるのが、髪質と色が合っていない事。
また、本来カラーは毛先の染まっている箇所と根元の新しく生えてきた髪の薬剤を分けなければなりません。
ですがそういった配慮がされていない髪質の方をよくお見かけします(電車などでも)。
ぜひですね、この機会に美容師さんとのつき合い方やホームケアを見直してみて下さい☆
今回も長々とありがとうございました!!
この記事を書いた人
名村 武彦
はじめまして。リベリュール・オーナースタイリストの名村(なむら)です。
リベリュールは艶やかにまとまる綺麗な髪をつくる事が得意な美容室です。髪を綺麗にするってとてもシンプルでカンタンです。
1人で悩んでいないで、ぜひお気軽にご相談下さい。
髪が綺麗になると毎日がとっても気持ちいいですよ!
はじめまして。リベリュール・オーナースタイリストの名村(なむら)です。
リベリュールは艶やかにまとまる綺麗な髪をつくる事が得意な美容室です。髪を綺麗にするってとてもシンプルでカンタンです。
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