【右】
サロンシャンプーで10回洗いトリートメント
髪用に作られたアウトバストリートメントで乾かした毛束

【左】
市販のシャンプーで10回洗いトリートメント
原液の植物オイルをつけて乾かした毛束

システアミン（チオ換算2%）
ph 8.8（画像は間違えました）
アルカリ度　12
ブロム酸　7分　2度づけ
ロット　13㎜　1回転半

前回カラーの染まり具合をみていただきましたが、パーマのかかり具合はよりわかりやすいのではないでしょうか？

その後5回サロンシャンプーと市販のシャンプーで洗った違いです。

僕がシャンプーの大切さをお伝えしてる意味、ご理解いただけたでしょうか？
これがシャンプーの残留です。

これだけパーマのかかり具合が変わります。
たった10回、10日間使っただけです。
色んな人が市販のおすすめシャンプーランキングで1位にしているシャンプーです。
今の市販のシャンプーは植物油を入れて質感を調整する処方になっています。
とくにこのシャンプーはすっごいさらさらでした。ヌルヌル感が全然落ちません。
おそらくどのシャンプー使っても結果は変わらないと思います。
だから僕はどれを使っても同じなので、好きな質感・香り・ボトルデザインで選んで下さいと言ってます。
コンセプトがそうなっているからです。

動画の再生数をとるためにはみんなが観たいものを作らなければなりません。
大衆ウケする内容を出さないと見つけてもらえないからです。
検索キーワードが多いものじゃないと見つけてもらえないから、メーカー型番商品をレビューするのです。

「名村」という言葉は誰も知りませんが、「ラックス」という言葉は誰もが知っています。
だからラックスで検索した人に見つけてもらうためにレビューします。
これはウェブマーケティングの基本です。
だから化粧品もそうですがメーカー型番商品のレビューをするのです。
成分って料理の材料です。
材料を言ってるだけですごいと思われてしまうのが化粧品です。

トップの人たちはもうお客さんがついてるのでする必要はないですが、配信をはじめたばかりの人は「どのキーワードの検索ボリュームが大きいか」が大切です。
結果、情報は似たり寄ったりになるのです。
でも市販のシャンプーはほとんど構成が同じなので変わりません。
原価が決められているのでその範囲でしか作れないんです。

みなさんもシャンプー作ればわかります。
それが現状です。
経営というのは利益を出す事が1番大切です。
だからそれを否定するつもりは一切ありません。
ただ、それにのっかって情報発信する道を僕は選ばなかっただけです。
本当に大切なのはこういった事だから。

美容師が市販のシャンプーをおすすめする。
つまり医者が市販薬をおすすめするという事です。
医者がYouTubeで市販の風邪薬ランキングしてたら、その医者に大切な人の命を預けようと思いますか？
薬なんてもっと人によって違います。
無責任です。
その医者からさすがプロと感じられますか？
医者には医者にしか話せない事があります。

美容師には美容師にしかお伝えできない事があります。
再生数は伸びませんけどね笑

• パーマが綺麗にかからない
• カラーが綺麗に発色しない
• 縮毛矯正が綺麗にかからない
• お客様のご要望にお応えできない

それをおすすめすることは僕はしません。
ヘアケアというのは可視化するのがすごく難しいです。

カラーの染まりの違い・パーマのかかり方でしか違いがご紹介できませんが、ぼくたちは日々こういった髪に向き合って仕事しています。