乾いた髪にオイルをつけてコテをしても傷まない？？

以前動画でオイルの説明をしたのですが、その内容について様々なご意見をいただきました。

他の美容師さんの動画でも「乾いた髪にオイルをつけてコテをしても傷まない」という内容を見かけたりしたので、ちゃんと実験をお見せしようと思います。
詳しい話は文字化するととんでもない長さになるのでやめておきます^^;
次の動画はこの内容を詳しく解説していますのでぜひご覧下さい！
今日と明日でアップします！

今回やった実験はこんな感じです！

技術がうまくいかないのはシャンプーやお手入れの仕方に問題がある

僕の伝えたい事、おわかりいただけましたか？
カラーの染まり方が違い、パーマのかかり方も違う。
もちろんカラーの色もちもパーマのもちも違います。
これがサロン品なんです。
ただ暴利をとっている訳ではないんですね。
サロン品は僕たちの技術がうまくいくように作られたカテゴリーなんです。
技術がうまくいかないのはシャンプーやお手入れの仕方に問題があるんですよ！ってメーカーさんに教えてもらいました。
美容師って根っこは技術者で職人なので、うまくいかないのは自分の技術に問題があるんだってずっと悩んでいたんですね。
だからいろんな事を試してもある一定ラインのところでうまくいかなくなるんです。
すごく悩んでいたのに、お客様にシャンプーを変えていただいたらあっという間に解決しました^^;
その時は本当に拍子抜けっていうのですかね？
え？！って感じでした。
シャンプーやお手入れのせいにしていいんだ？！って。
なんか技術者なのに人のせいや物のせいにするのカッコ悪いって思ってたんです。
メーカーも商品売りたいだけなんだろって笑
皆さんと同じです笑
だから結果が出た時は本当にびっくりしました。

こんなこと！？
僕が今まで悩んでたことって、こんなことで解決するの！？
って。

それからほとんどのお客様にシャンプーを変えていただいています。
何か悩みを相談されると、「まずシャンプー変えて下さい」って。
シャンプー変えていただかないと全く髪がわからないんです。

原因がわからないと対処ができない

いつも言っているのですが、「何が原因なのか？」です。
原因がわからないと対処ができないんです。

薬を例にとって考えてみるとわかりやすいんですけど、症状によって使う薬って全く違いますよね。
診断間違えたら全然意味のないことにお金と時間使い続けるんですよ？
薬ならわかってもらえるのに、シャンプーはなかなか理解してもらえないんです…。
だからまずシャンプー変えてもらわないと素の髪がわからないんです。
これだけ膜を張ってしまうので。

ちなみに使用したオイルはナプラさんのN.ポリッシュオイルです。サロン品です。
これは髪用に作られていて、スタイリングオイルとしてはすごくいい商品だと思います。
（トリートメントとしてはどうだろ…まぁナプラさんらしい商品ですよね笑）
でも使い方を間違えるとこのようにカラーのムラができてしまい、綺麗に染まらなくなってしまいます。
これが髪用ではなく、椿などの濃度の濃いオイルだった場合より強く吸着します。
結果お客様のご要望にお応えできなくなってしまいます。
もう1つの毛束はエマルジョンタイプのアウトバストリートメントです。
これは高濃度にCMCを配合し、エマルジョンタイプなので内部にちゃんと浸透します。
熱で髪が変性しないように作られた商品です。
何度もお伝えしますが、髪の補修とは髪に元々ある成分を擬似的に補うことです。
オイルは表面の艶を出すにはいいですが、内部は補修できないんですね。
髪はケラチンが80〜90% CMCが1〜8% 水分が11〜14% あとはメラニン色素と微量元素です。
オイルは入ってないです。
コレだけでもいいので覚えてほしいです。
じゃないとまた色んな宣伝に心が揺らいでしまいます笑

ほんと最近の宣伝はやりすぎです・・・！

だからオイルにこだわらない方は、ちゃんと内部補修できるいい商品がありますので、ぜひ美容師さんに相談してみてください^ ^