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この記事について
湯シャンは本当に髪や頭皮に良いのか?石鹸シャンプーは白髪や頭皮への影響があるのか?美容師が湯シャンに反対する理由や、石鹸シャンプーを20年以上使っている方への回答をもとに、髪や頭皮に与える影響を詳しく解説します。
私は美容師として、湯シャンには反対の立場をとっています。理由は「油汚れが落ちにくいから」です。
実際に現場で多くのお客様を見てきましたが、湯シャンを続けている方と、シャンプーをしている方では頭皮や髪の状態に明らかな違いがあると感じています。
一方で、「湯シャンで髪質が良くなった」と感じている方もいらっしゃいますし、そうした情報発信をされている方もいます。
その考え方を否定するつもりはありません。気に入って継続されている方は、そのまま続ければ良いでしょう。
ただ、私自身はおすすめしていません。
また「湯シャンを始めたら白髪が増えた」という声もありますが、湯シャンと白髪の増減に因果関係はありません。
白髪の発生は年齢や遺伝などが大きな要因であり、シャンプー習慣との関連性はないと考えています。
次に石鹸シャンプーについてです。
石鹸シャンプーを使っている方で、肌が弱くアトピー体質でも調子が良いという場合には、そのまま継続して問題ないと思います。
ただし、一般的に言えば石鹸シャンプーはおすすめできません。理由は「pHの急激な変化」です。
石鹸はアルカリ性であり、髪は本来弱酸性(pH4.5〜5.5)です。
石鹸シャンプーを使うことで髪がアルカリに傾き、その後クエン酸リンスで酸性に戻す…という操作を繰り返すと、毎日のようにpHが大きく振れることになります。この変化は髪に大きな負担を与えます。
つまり「髪の健康を優先したい方」には不向きです。
しかし、敏感肌やアトピーの方で石鹸シャンプーを使って調子が良いのであれば、無理に変える必要はありません。
市販のシャンプーに切り替えて肌が荒れてしまう方がリスクだからです。
湯シャンや石鹸シャンプーを使う際、多くの方が気にされるのが「白髪への影響」「洗浄力」「肌への負担」の3点です。日常のケアに直結する大切な要素ですので、順に解説していきます。
石鹸シャンプーや湯シャンが白髪の増減に直接関与しているというデータはありません。白髪は加齢や遺伝などによる影響が大きく、使用するシャンプーとの関連性は不明確です。
石鹸はアルカリ性で、髪にとっては負担の大きい洗浄成分です。ただし、頭皮に関しては「体の皮膚と基本的には同じ」と考えられるため、極端に悪影響を及ぼすものではありません。頭皮は皮脂分泌が多い場所ですので、乾燥肌や敏感肌の方でも合う場合と合わない場合があります。
敏感肌やアトピーの方が石鹸シャンプーを使って「調子が良い」と感じているのであれば、そのまま継続するのがベストです。
髪の負担と肌の調子を比べたとき、肌の健康を優先するほうが安心だからです。
ここまで、湯シャンと石鹸シャンプーについて解説してきました。実際の現場経験を踏まえると、それぞれにメリット・デメリットがあり、人によって合う・合わないがはっきり分かれるのが特徴です。ポイントを整理すると次の通りです。
結論として、美容師の立場から言えるのは「髪にとっては石鹸シャンプーは負担になるが、肌に合っているなら継続して問題はない」ということです。
一方で湯シャンはおすすめできません。ご自身の体質や生活習慣に合わせて、無理のない方法を選ぶことが大切です。
今回のコラム内容をより詳しく知りたい方は、こちらの動画を御覧ください。
▼LIBELLULEの予約ページはこちら
https://libellule-hair.com/salon#reserve
▼LINALIAの販売ページはこちら
https://linalia.theshop.jp/
この記事を書いた人
名村 武彦
はじめまして。リベリュール・オーナースタイリストの名村(なむら)です。
リベリュールは艶やかにまとまる綺麗な髪をつくる事が得意な美容室です。髪を綺麗にするってとてもシンプルでカンタンです。
1人で悩んでいないで、ぜひお気軽にご相談下さい。
髪が綺麗になると毎日がとっても気持ちいいですよ!
はじめまして。リベリュール・オーナースタイリストの名村(なむら)です。
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