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エイジング毛の縮毛矯正は酸性?アルカリ?美容師によって意見が違う理由と、本質的な考え方を解説

この記事について

「酸性矯正は2割しか伸びない」と言われた…本当? エイジング毛の縮毛矯正で悩む方へ、10年以上酸性矯正を扱ってきた美容師が“本質”を分かりやすく解説します。酸性・アルカリの違いより大切なポイントとは?

エイジング毛の縮毛矯正に関するご質問

今回は、縮毛矯正に関する動画へ寄せられたご相談をご紹介します。

ご相談者さまは、これまでアルカリの縮毛矯正を受けていたものの、今年は別の美容院で酸性縮毛矯正に挑戦されたそうです。ところが、耳まわりの内側やもみ上げ、前髪といった部分がうまく伸びず、美容師からは「酸性矯正で綺麗に伸びる方は2割程度」「あなたの髪は酸性では伸びません」と説明されたとのことでした。他の美容師とは言う内容が異なるため、どちらを信じるべきか分からなくなってしまったというご相談です。

ちょうど年末に向けて縮毛矯正の需要が高まる時期でもあり、同じ悩みを抱える方も多いと感じています。

縮毛矯正の需要が増える「6月」と「12月」

縮毛矯正は、梅雨時期の6月と、年末を控えた12月に施術数が大きく増えます。
このタイミングで、美容師による酸性縮毛矯正の発信も増えるため、情報が錯綜しやすい状態になっています。

特にここ数年、SNSやYouTubeでは「酸性縮毛矯正」が大きなブームとなっており、

  • 酸性はダメージしにくい
  • 酸性の方が綺麗に伸びる

といった情報が溢れています。

しかし、この“ブーム”こそが、多くの誤解を生む原因にもなっています。

「酸性矯正は2割しか伸びない」は本当?

結論から言うと、私はこの説明には まったく同意できません。

私のサロンでは、

  • アルカリを使うお客様…全体の1割ほど
  • 酸性(正確にはpH調整を含む)で施術できるお客様…8〜9割

という割合です。

つまり、ほとんどのお客様は酸性の領域で綺麗に伸びます。

酸性かアルカリかよりも重要なのは「還元できているか」

ここが最も大切なポイントです。

縮毛矯正は、髪内部の結合を“還元”すれば伸びます。
逆に言えば、酸性でもアルカリでも、還元ができていなければ伸びません。

別の美容師が、

「アルカリが足りていません」

と言っていたのを見かけましたが、私の見解は違います。

必要なのはアルカリではなく、
髪が必要とするだけの“還元力”が作用しているかどうか。

この一点です。

美容師によって意見が違う理由

理由はとてもシンプルで、「ブームになると言葉だけが独り歩きするから」です。

縮毛矯正に限らず、

  • 髪質改善
  • ブリーチ
  • デジタルパーマ

どの技術でも同じ現象が起きます。

“集客に効果がある言葉”が業界に急速に広まり、
本質を理解していないまま取り入れる美容師も増える

結果、技術者によって説明や判断が大きく異なってしまうのです。

酸性もアルカリも「髪の状態に合わせて使い分けるだけ」

美容業界では、
「アルカリ=モノエタノールアミンなどを指す」
といった専門的な使われ方をすることがありますが、これは内部ルールのようなものです。

実際に重要なのは以下の点です。

  • キューティクルの厚み
  • 薬剤の入りやすさ
  • 髪のダメージレベル
  • どれだけ還元が必要か

これらを総合的に判断し、

  • pHを低めて酸性域で処理するのか
  • 還元値の高い薬剤を使うのか
  • 部分的にアルカリを補うのか

を決めていきます。

つまり、

酸性だから伸びない、アルカリだから伸びる
という単純な話ではありません。

耳まわり・もみ上げ・前髪が特に難しい理由

今回のご相談にもあったこの部分。
実は、美容師にとっても最も難易度が高いゾーンです。

理由は以下の通りです。

  • 髪が極端に細く、薬剤が入りにくい
  • 体毛と髪の境界のような毛質
  • 少し強い薬剤でもチリつきやすい
  • 伸ばしてもまた縮れやすい
  • 還元とアイロン操作の調整が非常にシビア

そのため私は、

  • 伸ばせる場合は責任をもって伸ばす
  • どうしてもリスクが高い場合は「ごめんなさい」と説明する

というスタンスで施術しています。

技術者として守るべきは「安定供給」

縮毛矯正は技術であり、商品です。

  • 今回はうまくいった
  • 次回はうまくいかなかった

これはお客様に対して許されません。

「今回試すことはできますが、次回以降は難しい可能性があります」
という説明を必ず行い、安定した品質の提供を最優先にしています。

情報が揺れる最大の理由は“マーケティング”

ホットペッパーやSNS、YouTube。
これらはすべて「どうすればお客様が来てくれるか」を考えて発信されています。

マーケティング自体は悪いものではなく、
“届けたい相手にメッセージを届ける手段”
として非常に重要です。

しかし、「売れた言葉」は一気に模倣されます。

  • 酸性は優しい
  • 髪質改善
  • ダメージレス

といったキャッチーなワードが独り歩きし、本質を理解していない技術が広がる。

この構造こそが、美容師によって説明がバラつく原因でもあります。

10年以上酸性縮毛矯正を扱ってきた私の結論

私は、酸性縮毛矯正(GMT・スピエラ)が登場した初期から10年以上使ってきました。
その間、数えきれないほどの検証と失敗、改善を重ねています。

その経験から断言できるのは、

  • 酸性かアルカリかは本質ではない
  • 髪が必要とする還元量を正しく見極められるかがすべて
  • 技術者の理解度と経験値で結果は大きく変わる

ということです。

今回覚えてほしいポイントまとめ

今回お伝えしたかったのは、まず耳まわりやもみ上げ、前髪といった細かな部分は、そもそも非常に伸ばしにくいゾーンであるということです。
また、「酸性だから伸びない」「アルカリだから良い」といった単純な区別は誤解であり、本当に大切なのは髪に必要なだけ“適切な還元”ができているかどうかに尽きます。

そして、縮毛矯正の仕上がりを左右するのは、薬剤の名前ではなく施術する技術者の理解度と経験値です。
美容師によって説明が異なる背景には、酸性縮毛矯正というブームが生んだ誤情報の拡散も大きく関わっています。

ただし、実際にはほとんどのお客様が酸性の領域で綺麗に伸ばすことができる、という点も覚えていただければと思います。

最後に:迷ったら“髪を見て判断できる美容師”へ

美容師によって言うことが違うのは、経験・理解・検証量が異なるからです。
ただし、髪を見れば必要な処置は分かります。

  • キューティクルの枚数
  • 薬剤が作用しやすいか
  • どの程度還元が必要か
  • 強さではなく「適切な設計」ができているか

こうした判断は、髪を見て初めて分かることです。

だからこそ、私はYouTubeで髪の構造の話から丁寧に解説しています。
本質を知って施術すれば、髪は必ず応えてくれます。

これからも、正しい情報をコツコツ発信していきますので、ぜひ気軽にご質問ください。

今回のコラム内容をより詳しく知りたい方は、こちらの動画を御覧ください。


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https://linalia.theshop.jp/

この記事を書いた人

名村 武彦 はじめまして。リベリュール・オーナースタイリストの名村(なむら)です。
リベリュールは艶やかにまとまる綺麗な髪をつくる事が得意な美容室です。髪を綺麗にするってとてもシンプルでカンタンです。
1人で悩んでいないで、ぜひお気軽にご相談下さい。 髪が綺麗になると毎日がとっても気持ちいいですよ!

はじめまして。リベリュール・オーナースタイリストの名村(なむら)です。
リベリュールは艶やかにまとまる綺麗な髪をつくる事が得意な美容室です。髪を綺麗にするってとてもシンプルでカンタンです。
1人で悩んでいないで、ぜひお気軽にご相談下さい。 髪が綺麗になると毎日がとっても気持ちいいですよ!

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