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この記事について
頭皮が弱く、白髪染めやカラーで痛みを感じてしまう方へ。カラー剤が染みる本当の理由と、美容師が実際に勧めている対処法、そしてどうしても合わない場合の選択肢まで、現場目線で詳しく解説します。
今回のご質問は、「頭皮がとても弱く、美容室でのカラーが怖くなってしまった」というお悩みです。
ブリーチは未経験でも、白髪染めですら痛みを感じる。刺激が出ることを伝えたうえで、有料の保護コースを選択しても、やはり染みてしまう。結果として、美容室に行くこと自体が不安になってしまった、という内容でした。
それでも本音としては、もっと気楽におしゃれを楽しみたい。
その気持ちに対して、美容師としてどう考えているのか、どんなカラー方法が考えられるのかを、今回は少し踏み込んでお話しします。
まず正直なお話として、僕自身もカラー剤は頭皮に塗ると染みます。
ブリーチに関しては、塗ってから10秒ほどで「これは無理だ」と感じるほど、頭皮が弱いです。
カラー剤にはメーカーごとの相性があり、あるメーカーは大丈夫でも、別のメーカーでは強く染みる、ということもあります。
ただ、最近では正直なところ、どのメーカーを使っても染みるようになってきました。
この経験があるからこそ、「どのカラー剤がおすすめですか?」という質問に対して、単純に「このメーカーが良いですよ」とは言えない、というのが本音です。
美容室選びの際に、
「イルミナカラーがありますか?」
「アディクシーがいいって聞きました」
といった質問をされる方はとても多いです。
ですが、ここで知っておいてほしいのは、カラー剤の基本構造はどのメーカーもほぼ同じということです。
一般的なヘアカラーは、1液と2液を混ぜて使います。
2液:過酸化水素(いわゆるオキシドール)
この2つを混ぜることで活性酸素が発生し、その力を使って髪の色素を分解し、同時に色を入れていきます。
アルカリ剤はpHでいうと8〜9程度。
簡単に言えば、髪を溶かしながら染めていく薬です。
そこに過酸化水素が加わる。
手に付くと白くなる、あの薬です。
正直に言えば、人体にとって「良いもの」ではありません。
それでもおしゃれを楽しむために、使わざるを得ないのがカラー剤です。
だからこそ、メーカー名が違っても、根本的に「染みる可能性」がなくなるわけではありません。
頭皮が染みる理由は、主に以下のようなタイミングにあります。
活性酸素が発生する、カラーを塗布してから最初の数分〜10分程度。
この時間帯に「ピリピリする」「痛い」と感じる方が多いです。
また、意外と見落とされがちですが、
といった場合も、染みやすくなることがあります。
メーカー側も改良は重ねていますが、施術する側の技術差が出る部分でもあります。
では、頭皮が弱い方に対して、実際の美容室の現場ではどのような対応をしているのか。
「どのカラー剤がおすすめですか?」と聞かれることは多いのですが、正直なところ、メーカー名だけで解決できる問題ではありません。
僕自身も頭皮が弱く、どのメーカーを使っても染みる経験をしてきました。そのうえで、少しでも刺激を減らすために現場で必ず行っていることがあります。
ここからは、頭皮が弱い方に対して、実際の施術でどのような工夫をしているのか、現実的なお話をしていきます。
多くの美容室には、頭皮を保護するオイルがあります。
活性酸素が発生するタイミングを、物理的にカバーすることで、刺激を軽減する目的のものです。
これだけで「全く染みない」というわけではありませんが、軽減できるケースは多いです。
ゼロテクとは、カラー剤を頭皮に直接付けず、地肌を避けて塗布する技術です。
僕自身、カラーをする際は毎回ゼロテクで塗っています。
これにより、染みる感覚はかなり軽減されます。
ただし、カラー剤は揮発します。
昔のカラー剤で、目にツンと来た経験がある方も多いと思いますが、その揮発成分で染みる方もいます。
そのため、ゼロテクでも完全に防げないケースはあります。
頭皮保護オイル+ゼロテク
これが、僕が考える中で最もおすすめできる方法です。
それでも「やはり無理」という場合、正直に言うと、明るくするカラーは難しいと考えた方が良いかもしれません。
ご質問者様は白髪染めとのことでしたので、以下の選択肢が考えられます。
これらはアルカリ剤や過酸化水素を使わない、もしくは極力使わない方法です。
明るさには限界がありますが、「染めること自体」を優先するなら検討の余地があります。
ただし、誤解してほしくないのは、
「これなら絶対に染みない」というものは存在しない、ということです。
実際、僕の美容師人生の中で、ヘアマニキュアでも一度だけ、かぶれてしまった方がいました。
何万人と担当してきた中での1人なので、確率としては非常に低いですが、それでもゼロではありません。
比較的トラブルが少なく、頭皮に優しいのはマニキュアですが、アレルギー体質の方は注意が必要です。
美容室の薬剤は、人体にとって決して優しいものではありません。
だからこそ、美容師は国家資格であり、薬剤の知識を学び続けます。
過去には、無資格者がまつ毛パーマの薬剤を使用し、まつ毛が抜け落ちる事故もありました。
その結果、現在は美容師免許を持つ者しか施術できないよう、厳しく規制されています。
すべてを試しても、どうしても合わない。
その場合、「無理に続けない」という選択肢を提案することも、国家資格を持った美容師だからこそできる判断だと考えています。
おしゃれを楽しんでほしい。
でも、健康を犠牲にしてまで続ける必要はありません。
少しでも、このお話が参考になれば嬉しいです。
この記事を書いた人
名村 武彦
はじめまして。リベリュール・オーナースタイリストの名村(なむら)です。
リベリュールは艶やかにまとまる綺麗な髪をつくる事が得意な美容室です。髪を綺麗にするってとてもシンプルでカンタンです。
1人で悩んでいないで、ぜひお気軽にご相談下さい。
髪が綺麗になると毎日がとっても気持ちいいですよ!
はじめまして。リベリュール・オーナースタイリストの名村(なむら)です。
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