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この記事について
ブリーチした部分だけ髪が乾きにくいのはなぜ?親水毛・疎水毛・ダメージホールの仕組みから、切るべきかどうかまでを分かりやすく解説します。
今回ご紹介するのは、ブリーチに関するご質問です。
「昔ブリーチをした部分が、なかなか乾きません。切るしかないのでしょうか?」という内容でした。
結論からお伝えすると、一番おすすめなのは切ることです。
ブリーチをした髪は、たとえ一度であっても、髪の内部までダメージを受けてしまいます。そのため、根本的な改善を考えると、カットが最善の選択になります。
ただし、なぜ乾かなくなるのかを理解しておくことは、とても大切です。
そこで今回は、「親水毛」と「疎水毛」という考え方をもとに、詳しくお話ししていきます。
まず、健康な髪の状態についてです。
健康な髪は「疎水毛(そすいもう)」と呼ばれます。
疎水毛とは、文字通り水を疎(うと)む髪のことです。
つまり、水を弾きやすい性質を持っています。
そのため、健康な髪の特徴としては
という点が挙げられます。
「髪がすぐ乾く」というのは、実は健康な状態のサインでもあるのです。
では、髪がダメージを受けるとどうなるのでしょうか。
イメージとしては、髪の内部に穴が空くような状態を想像してください。
この穴は「ダメージホール」や「ボイド」と呼ばれます。
実際、過去の検証では、髪の内部にこうした空洞ができている写真も確認されています。
このダメージホールの中に水が入り込んでしまうため、ダメージ毛は水を吸いやすくなります。
この状態を「親水毛(しんすいもう)」と呼びます。
親水毛とは、水に親しい、つまり水が好きな髪です。
その結果、
という状態になり、非常に乾きにくい髪になってしまうのです。
今回のご質問のケースでは、
という状態になっています。
髪は一度ダメージホールができてしまうと、自分で再生する能力がありません。
そのため、時間が経っても自然に元に戻ることはありません。
これが、「昔ブリーチした部分だけ乾かない」という現象の正体です。
一般的なダメージ毛用シャンプーやトリートメントは、髪の表面をコーティングすることで手触りを良くしています。
確かに、触った感じは良くなります。
しかし、私がいつもお伝えしているのは、
表面を覆うだけではなく、内部を埋めることが大切という考え方です。
業界では、
といった成分を使い、ダメージホールを「パテ埋め」するようなケアを行います。
さらに、髪の内部にもともと存在する油分である「CMC」を使って、それらを定着させていきます。
こうすることで、単なるコーティングとは違い、髪の芯から整えるケアが可能になります。
ダメージ毛用のシャンプーやトリートメントの多くは、
親水毛を疎水毛に近づけていくという考え方をもとに作られています。
ただし、これはあくまで「一時的な改善」です。
ダメージホールそのものが完全に消えるわけではありません。
疎水毛・親水毛以外に、「発水毛(はっすいもう)」という状態もあります。
発水毛とは、水を弾きすぎてしまう髪です。
これは、
などに起こりやすくなります。
発水毛は、水をほとんど吸わず、髪が硬くなってしまいます。
この場合は、尿素などを使って一度髪を柔らかくしてから、PPTなどを入れていく対処を行います。
今回お伝えしたかった結論は、とてもシンプルです。
ブリーチした髪は、親水毛になり、乾きにくくなります。
そして、その状態は根本的には元に戻りません。
パテ埋めなどのケアで一時的に質感を良くすることはできますが、
その状態を長くキープするのは正直難しいです。
SNSなどでは「ブリーチ毛がツヤツヤになりました」という投稿も多く見かけますが、
私はやはり、早めに切ることが一番良い選択だと考えています。
無駄にお金をかけ続けるよりも、髪の将来を考えた判断をしていただければと思います。
この記事を書いた人
名村 武彦
はじめまして。リベリュール・オーナースタイリストの名村(なむら)です。
リベリュールは艶やかにまとまる綺麗な髪をつくる事が得意な美容室です。髪を綺麗にするってとてもシンプルでカンタンです。
1人で悩んでいないで、ぜひお気軽にご相談下さい。
髪が綺麗になると毎日がとっても気持ちいいですよ!
はじめまして。リベリュール・オーナースタイリストの名村(なむら)です。
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