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この記事について
洗い流さないトリートメント、アウトバストリートメントの役割や種類ごとの特徴を詳しく解説。髪のダメージレベルや質感に合わせた最適な選び方と効果的な使い方をお伝えします。
今回は、アウトバストリートメントについて解説いたします。
アウトバストリートメントとは、洗い流さないトリートメントのことで、お風呂上がりの乾いた状態の髪につけるトリートメントを指します。
アウトバストリートメントの主な役割は質感調整です。
シャンプーで髪の内部にケラチンを入れ、トリートメントのCMCで接着した上に、サラサラ、つやつや、しっとり、まとまりといった質感を調整するのがアウトバストリートメントの役割となります。
アウトバストリートメントは、外的要因から髪を守ることも重要な役割の一つです。
アイロンの熱、紫外線、乾燥、湿度、ブラッシング、絡まりなど、様々な外的要因から髪を保護するために使用します。
アウトバストリートメントには多くの種類があります。
ミストタイプ、エマルジョンタイプ、クリームタイプ、オイルタイプがあり、それぞれ異なる役割を持っています。
市販のアウトバストリートメントにはミルクタイプもあるようですが、僕自身は使用経験がないため詳細は控えさせていただきます。
市販品とサロン品の違いについて、メーカーに確認したところ、市販のシャンプーやトリートメントは髪への残留が多いのに対し、市販のアウトバストリートメントは髪に最も吸着して取れにくい成分で作られているそうです。しかし、実際の現場では、市販のアウトバストリートメントを使用しているお客様の髪を見ると、期待される役割を果たしていないように感じることが多いです。そのため、市販品とサロン品のアウトバスには大きな違いがあるとご理解いただければと思います。
アウトバストリートメントの種類と目的は、メーカーによって異なる場合があります。
例えば、ミストタイプは一般的に内部補修に向いていますが、サロン専売品の中には外部に吸着してサラサラの質感を作るだけのミストタイプも存在します。
このように、同じタイプでも商品によって効果が異なることがあるため、ここでは私が実際にお客様に推奨している使い方と、各タイプの一般的な特徴や目的についてご説明します。
ただし、具体的な商品の詳細については、各メーカーにお問い合わせいただくことをおすすめします。
内部補修に最も適しています。
毛髪内部のケラチンを補充するのに最適なのは水であるため、ミストタイプは内側に効果を発揮しますが、質感は軽めになります。
ボリュームアップを希望する方におすすめです。
ただし、効果を実感しにくいという方も多いので、他のタイプと併用することをおすすめします。
内部と外部を同時に補修するイメージです。質感は少し重めになります。
ミストタイプとクリームタイプの中間的な特徴を持ち、最も多く使用されているタイプです。
当店でも多くのお客様に好評で、最も本数が出ているタイプとなっています。
内部にも補修効果がありますが、どちらかというと外部補修の方が強いです。
質感は重めになります。
特に黒髪の方や、ダメージが少ない方に適しています。
中高生のお客様や、ヘナやハーブカラーをされている方、カットのみでカラーをしていない方に好まれています。
ダメージが少ない方が使用すると、内部に入る力が発揮できずに髪の表面にとどまり、ベタベタになる可能性があるので注意が必要です。
ほとんど内部補修効果がなく、完全に外部補修に特化しています。
18MEAという髪の表面の膜を擬似的に作ります。質感は重めになります。
髪のボリュームを抑えたい方におすすめです。ただし、本当にダメージをケアしたい方には、ミストタイプやエマルジョンタイプを使用することをおすすめします。
h3 おすすめの使い方
おすすめの使用方法としては、まずミストをつけ、次にエマルジョンやクリーム、最後にオイルを使用することです。内側にはミストでしっかり補修し、外側には外部補修効果の高いクリームタイプやオイルタイプを使用することで、髪の質感やダメージの補修効果が向上すると考えられます。
シャンプーやトリートメントで効果を感じない方も多いですが、そういった方にはアウトバストリートメントの使用をおすすめします。サラサラ、つやつや、しっとり、まとまりといった質感を作るのはアウトバストリートメントが最も得意としているためです。
使用量については、メーカーによって推奨量が異なりますが、基本的には小豆大を推奨しています。
小豆大を手に取り、手のひらでよく伸ばしてから薄くつけてください。ショートヘアの方は1回分で十分ですが、ミディアムからロングヘアの方は、2〜3回に分けて付けることをおすすめします。
決して一度に大量につけようとせず、小豆大を重ね付けすることが重要です。アウトバストリートメントは洗い流さないため、一度つけてしまうとシャンプーでも簡単には取れません。面倒だからといって大量に出すのは避け、小豆大を基準に量を調整し、ご自身の髪質とのバランスを見ながら使用してください。
今回は、アウトバストリートメントの役割と目的について解説いたしました。
この情報が皆様の髪のケアに役立つことを願っています。
今回のコラム内容をより詳しく知りたい方は、こちらの動画を御覧ください。
▼LIBELLULEの予約ページはこちら
https://libellule-hair.com/salon#reserve
▼LINALIAの販売ページはこちら
https://linalia.theshop.jp/
この記事を書いた人
名村 武彦
はじめまして。リベリュール・オーナースタイリストの名村(なむら)です。
リベリュールは艶やかにまとまる綺麗な髪をつくる事が得意な美容室です。髪を綺麗にするってとてもシンプルでカンタンです。
1人で悩んでいないで、ぜひお気軽にご相談下さい。
髪が綺麗になると毎日がとっても気持ちいいですよ!
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