髪本来の輝きを取り戻し
艶やかにまとまる綺麗な髪へ 綺麗な髪を作る美容室リベリュール

朝シャンすることのデメリット〜天然保湿成分がなくなる!!

この記事について

朝シャンプーは本当に必要?皮脂膜の役割や頭皮の健康を守るためのシャンプーのタイミングについて詳しく解説します。夜シャンプーの利点と、朝シャンプーをする際の注意点も紹介。育毛剤の重要性と実体験も交えてお届けします。

朝シャンプーの是非について

これからの季節、朝シャワーを浴びたり、シャンプーをする方が増えてくると思いますが、今回は朝シャンプーについてお伝えしたいと思います。よろしくお願いいたします。

まず、結論からお伝えします。この結論については、感情を抜きにしていただきたいと思います。面倒くさいとか、疲れて寝てしまうとか、朝寝癖を直すのが大変などの感情を抜きにして、正しいことをお伝えします。朝シャンプーは、実はしないほうがいいのです。シャンプーは夜にするのが正解です。この理由は、夜寝ている間に作られた皮脂膜が洗い流されてしまうからです。

これからの季節、汗をかいたりしてベタベタになったり、匂いが気になる方も多いと思いますが、そういったことは少し置いておいて、お話させていただきます。

皮脂膜の役割

人間というのは、寝ている間にいろいろな回復機能が働くことをご存知だと思います。脳の回復なども有名ですよね。寝ている間に体はいろいろなことを行ってくれますが、その中の一つに皮脂膜の働きがあります。今回は、この皮脂膜についてしっかりとお伝えしたいと思います。

皮脂膜の基本

そもそも皮脂膜とは何でしょうか?
皮脂膜は

  • 角質層の保湿
  • 雑菌の繁殖抑制
  • 紫外線のカット

など、代表的な役割を持っています。

肌に例えるとわかりやすいと思いますが、現在インナードライといって肌の内部が乾燥している方が多いです。乾燥すると体は脂分が足りていないと感じ、どんどん脂を分泌します。頭皮も同じで、乾燥が激しいとより多くの脂を出します。

そうならないために角質層が存在します。角質層について詳しく説明すると皮膚の構造にまで及びますが、今回は省略させていただきます。角質層が乾燥して脂っぽくならないように保湿を行うことが皮脂膜の役割です。

頭皮の健康を保つために

頭皮というのは雑菌が繁殖しやすい環境です。
私たちの肌には常在菌があり、皮脂膜はその常在菌が異常に繁殖しないように抑制する役割を持っています。

また、紫外線のカットも皮脂膜の重要な役割です。
頭皮に紫外線が当たると毛根がダメージを受け、抜け毛が増える原因になります。
髪の毛は頭を守るクッションの役割や保護機能を持っており、それを失うと脳を守れなくなってしまいます。したがって、紫外線から頭皮を守るために皮脂膜が作られています。

皮脂膜の形成

皮脂膜は、汗、垢、脂、そして常在菌が合わさることで皮脂膜が形成されます。
これは自分自身で作った正真正銘の天然保湿成分です。
多くの化粧品が保湿を謳っていますが、一番優れた保湿剤は自分が作った脂(皮脂膜)です。
これに勝るものはありません。そして、この皮脂膜を寝ている間に頭皮がしっかりと作り出してくれる機能を持っています。

朝シャンプーのデメリット

皮脂膜は夜寝ている間に作られます。
せっかく自分で作った保湿成分が、朝シャンプーをすることで全部洗い流されてしまいます。
つまり、雑菌は繁殖し放題になり、紫外線のカットもできなくなります。
さらに、角質の保湿もできずに乾燥しっぱなしの状態になります。
これが朝シャンプーのデメリットです。
したがって、夜寝る前に皮脂膜がしっかり作られる環境で就寝するのがおすすめです。
清潔な状態で寝るためには、夜にシャンプーをすることが重要です。
シャンプーは夜にするのが良いということです。

健康な頭皮を保つための習慣

人間は寝ている間にも汗をかきます。
垢とは、角質層が剥がれたものです。
ターンオーバーが正常に行われる環境を作り、清潔な状態で就寝することがおすすめです。
ターンオーバーが正常に行われない場合や、過剰にターンオーバーが進む状況、汚れが十分に落ちていない状況がフケの原因になります。

常在菌と皮脂膜のバランス

また、常在菌が正常に存在する環境で寝ることも重要です。
常在菌は皮脂膜を作る際に汗、垢、脂を混ぜ合わせるために必要です。
常在菌が異常に繁殖すると脂漏性湿疹が発生します。
常在菌は多すぎても少なすぎても皮脂膜が正常に機能しないため、適切な環境であることが重要です。

皮脂の正常な分泌

さらに、皮脂が正常に分泌される環境を保つことも大切です。
皮脂は皮脂腺から分泌され、皮脂腺のコントロールは女性ホルモンによって行われます。
女性ホルモンが正常に機能するためには、交感神経と副交感神経のスイッチを適切に切り替え、自律神経を整えることが重要です。
皮脂腺が肥大して脂が過剰に出ると匂いの原因となり、逆に脂が十分に出ないと乾燥性湿疹の原因になります。

したがって、ターンオーバーが正常に行われる状態、常在菌が正常に存在する状態、皮脂が正常に分泌される状態を保つことが大切です。
このような状態で就寝するためには、夜にシャンプーをすることをお勧めします。

朝シャンプーの影響と対策

頭皮のトラブルがあるときに「朝シャンプーをしています」という話をすると、それが原因と見なされてしまいます。
少し伝え方が難しいのですが、私たちは問題の原因を消去法で探っていきます。
医師も同じように、一番重大な病気を想定し、それではないと判断して症状を診断していきます。
これは医学部のお客様から聞いた話です。

私たちも同様で、例えば頭皮のトラブルがある場合、まずシャンプーがちゃんとできているか、洗えているかを確認します。
その次に、シャンプーを朝にしているか夜にしているかをチェックします。
このように、一つずつ可能性を消去していきます。

そのため、頭皮のトラブルの原因として朝シャンプーが挙げられることがあります。
ですので、頭皮のトラブルがある場合は、夜にシャンプーをすることをお勧めします。
しかし、汗を多くかいたり、頭皮が臭うと感じる方もいらっしゃるので、朝にシャンプーをする方もいるでしょう。そのような方には一つアドバイスがあります。
必ず朝にシャンプーをする場合は、育毛剤を使ってください。

育毛剤の重要性

皮脂膜が全くない状態で活動すると、さまざまなリスクが伴います。
もちろん、シャンプーがしっかりできていない状態で活動するのもリスクがありますが、ここでは一つに集約してお話しします。

朝シャンプーをする方には、そのリスクを軽減するために、育毛剤や頭皮用の化粧水を使用して活動することをお勧めします。
もちろん、夜にシャンプーをする方にも育毛剤の使用を強くお勧めします。育毛剤は皮脂膜が正常に作られやすい環境を整えてくれる役割があります。

ですので、朝シャンプーをする方も夜シャンプーをする方も、ぜひ育毛剤の使用をお勧めしたいと思います。特に朝シャンプーをする方には、育毛剤の使用を強くお勧めします。

さいごに

ちなみに私は寝癖がひどいので、毎朝髪を濡らしています。
メーカーの方と話すと、夜に育毛剤をつけた後、それを朝に全部流してしまうのはもったいないと言われますが、どうしても寝癖が取れないので、朝も根元から髪を全部濡らしてしまいます。その代わり、朝も夜も必ず育毛剤を使っています。

このようにすることで、私自身は睡眠時間や食事の面ではあまり良い生活をしていませんが、それでも頭皮のトラブルは全くありません。
私自身が頭皮のトラブルがないのは、育毛剤をしっかり使っていることが大きいのではないかと思っています。
少し育毛剤の宣伝のようになってしまいましたが、今回は朝シャンプーが良いかどうかについてお話ししました。

今回のコラム内容をより詳しく知りたい方は、こちらの動画を御覧ください。

この記事を書いた人

名村 武彦 はじめまして。リベリュール・オーナースタイリストの名村(なむら)です。
リベリュールは艶やかにまとまる綺麗な髪をつくる事が得意な美容室です。髪を綺麗にするってとてもシンプルでカンタンです。
1人で悩んでいないで、ぜひお気軽にご相談下さい。 髪が綺麗になると毎日がとっても気持ちいいですよ!

はじめまして。リベリュール・オーナースタイリストの名村(なむら)です。
リベリュールは艶やかにまとまる綺麗な髪をつくる事が得意な美容室です。髪を綺麗にするってとてもシンプルでカンタンです。
1人で悩んでいないで、ぜひお気軽にご相談下さい。 髪が綺麗になると毎日がとっても気持ちいいですよ!

関連記事

最新記事

Contents サロンコンテンツ