髪本来の輝きを取り戻し
艶やかにまとまる綺麗な髪へ 綺麗な髪を作る美容室リベリュール

髪のダメージとは?原因と進行の仕組みを毛髪科学から解説

この記事について

髪のダメージとは、そもそもどのような状態なのでしょうか。くせ毛との違いや、キューティクル・CMC・コルテックスがどのようにダメージしていくのか、毛髪科学の視点から詳しく解説します。

髪のダメージとは何なのか

今回のテーマは「髪のダメージ」についてです。

皆さん、日々、髪の毛をダメージさせないように一生懸命ヘアケアをされていると思います。
そこで今回は、そもそも髪のダメージとは何なのかについてお話ししていきます。
ただ漠然と、「髪の毛が引っかかる」「絡まる」「バサバサする」といった状態を髪のダメージとして嫌われている方は多いと思います。

しかし、髪の内部では実際にどのようなことが起きているのでしょうか。また、ダメージはどのように進行していくのでしょうか。
今回は、そうした髪のダメージの仕組みについてお話ししていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

髪のダメージには「物理的」と「化学的」の2種類がある

髪のダメージには、大きく分けて2つあります。

1つ目が「物理的なダメージ」、2つ目が「化学的なダメージ」です。

ただし、今回はこの2種類について詳しく解説するのではなく、そもそも髪がどのような仕組みでダメージしていくのかをお伝えしていきます。

髪のダメージは必ず外から受ける

まず大前提として覚えていただきたいのが、髪の毛のダメージは必ず外から受けるということです。
髪が自分で勝手に傷むことは100%ありません。
なぜこの話をするのかというと、根元から伸びてきた部分にある、ふわふわ・チリチリとした髪の毛を「ダメージ毛」とおっしゃる方が本当に多いからです。
特にくせ毛やエイジングによって、根元付近の髪がふわふわと広がっている状態を見て、「髪が傷んでいる」と思われる方がいらっしゃいます。

しかし、髪の毛が自分で勝手に傷むことはありません。

髪の毛は、1か月でだいたい1.2〜1.3cmほど伸びます。つまり、新しく生えてきた根元の1.2cm程度の部分や、2か月で約3cm伸びた部分が、何もしない状態で勝手に傷むことは100%ありません。

そのため、根元にあるふわふわ・チリチリした髪の毛は、すべてがダメージによるものではないということを覚えておいてください。

根元の短い毛やチリチリ毛はダメージとは限らない

特にくせ毛の方に多いのですが、根元にある短い毛やチリチリ、ふわふわした髪の毛は、毛周期の短い髪の毛であったり、もともとのくせ毛であったりするため、ダメージとはまったく関係がない場合があります。

ここを正しく理解しておかなければ、ヘアケアそのものが変わってしまいます。

ふわふわ・チリチリした毛や、ツンツンとした短い毛を一様に「ダメージ」と判断してしまうと、対処方法もまったく違うものになってしまうからです。

例えば、ふわふわ・チリチリしている状態であれば、縮毛矯正が必要になるかもしれません。
一方で、ツンツンとした短い毛が多い場合には、育毛という考え方が必要になることもあります。
そこにトリートメントやシャンプーによるダメージケアを持ってきても、そもそもの原因が違うため、適切な対処にはなりません。
さらに、ダメージ毛用のシャンプーやトリートメントを根元につけてしまうことで、髪がベタベタしたり、頭皮の臭いにつながったりすることもあります。

そのため、まず覚えていただきたいのは、髪が勝手に自分で傷むことは100%なく、髪のダメージは必ず外から受けるということです。
根元の短い毛やチリチリ、ふわふわした毛は、毛周期の短い髪の毛やくせ毛である可能性があり、ダメージとは対処方法がまったく違います。
ここはしっかり覚えておいてください。

髪のダメージは耳から下に多い

これは僕自身がお客様の髪を見てきた中での個人的な感想ですが、髪のダメージは、だいたい耳の下あたりから受けている方が多い印象があります。
首あたりからダメージしている方もいらっしゃいますし、肩より下の毛先になると、ほとんどの方が何らかのダメージを伴っています。
特に耳から下にかけてはダメージが大きく、耳より上の部分については、ほとんどダメージがない、もしくはダメージが少ない方が多いと思います。
その理由の一つが、日々の生活による摩擦です。

例えば、枕との摩擦があります。
最近すごく多いと感じるのが、リュックやカバンとの摩擦、さらに椅子の背もたれなどです。
こうしたものに髪の毛が触れることで、毛先が傷み、物理的なダメージを受けている方を大変多く見かけます。
そのため、耳から下の髪については、何らかのダメージを受けているケースが多いのです。

一方で、重複しますが、根元部分のふわふわ・チリチリした髪については原因がまったく異なり、くせ毛や毛周期の短い髪の毛であることが多いため、この部分については傷んでいない可能性が高いと考えていただいてよいと思います。

ただし、ホームカラーなど、ご自宅で自分でカラーをされている方の場合は、根元付近までダメージしていることがありますので、そこは除外して考えてください。

髪のダメージとは「疎水毛から親水毛になること」

では、実際に「ダメージとは何なのか」を一つ定義させてください。

髪の毛のダメージとは、「疎水毛から親水毛になること」と定義しています。
別の記事でもお話ししましたが、健康毛とは疎水の状態です。

その疎水状態にある髪の毛がダメージを受けることで、髪の内部に「ボイド」と呼ばれる空洞ができます。

そこに水が入り込み、水を吸い込みやすくなっていきます。

つまり、水と親和性の高い状態になっていくことをダメージと考えます。

そのため、何度もお話ししますが、くせ毛であることとダメージはまったく別の話です。

髪はキューティクルからダメージしていく

では、実際に髪はどのような仕組みでダメージしていくのでしょうか。

髪の毛は、大きく「メデュラ」「コルテックス」「キューティクル」という3層構造になっています。

そして、髪のダメージは必ず外から受けます。

つまり、髪の一番外側にあるキューティクルからダメージが進んでいきます。

キューティクルの間にあるCMCがダメージする

キューティクルには「CMC」と呼ばれる部分があります。
キューティクルは通常、3層から12層ほど重なっていますが、そのキューティクル同士の間に存在するのが「キューティクル間CMC」です。
このCMCがダメージを受けることで、キューティクル同士の接着が弱くなり、キューティクルが徐々に広がるように浮いていきます。
ダメージによってCMCに穴が開いたり、CMC自体が失われたりすることで、キューティクルが開いていくのです。

そして、それが髪の手触りの悪化につながり、さらに髪内部のタンパク質などの流出にもつながっていきます。
このCMCのダメージについては、「熱」や「アルカリ」が大きく関係しています。
こちらについては、またパーマやカラーによるダメージのお話で詳しくお伝えしたいと思います。

ここでは、熱などによってCMCが硬くなったり、穴が開いたり、失われたりすることで、キューティクルが浮き上がっていくということを理解してください。

キューティクルのダメージが髪の内部まで進行する

キューティクルが大きく開いてしまうと、今度は髪の内部にあるコルテックスへとダメージが進んでいきます。
コルテックス同士の間にもCMCが存在しています。
例えばパーマやカラーをした場合、薬剤が髪の内部へ浸透していく過程でCMCに穴を開けたり、CMCを失わせたりしていきます。
そうして空洞を作りながら、薬剤が毛髪内部へと入っていきます。
さらに、コルテックス間にあるCMCにもダメージを与えながら、髪の内部に大きな穴を作っていきます。
この空洞が「ボイド」や「ダメージホール」と呼ばれるものです。

ダメージホールから髪内部の成分が流出する

髪の内部に穴が開くことで、その中に存在していた成分も流出しやすくなります。
髪内部の成分が、できた穴からキューティクルを通り、髪の外へ流れ出していきます。

その結果、髪の内部がスカスカになっていきます。
これが、髪のダメージです。

まず、パーマやカラーなどの薬剤がキューティクルから浸透し、キューティクル間CMCにダメージを与えていきます。
するとキューティクルがめくれ上がっていきます。
さらに、薬剤がCMCを通って髪の内部へと入り込み、コルテックス間CMCやコルテックスにもダメージを与えていくことで、大きな穴ができます。
この穴が、ダメージホールやボイドと呼ばれるものです。

そして、その穴から髪内部の成分が外へと流出します。
そうすることで髪の内部がスカスカになり、皆さんが普段気にされている「毛先が乾燥している」「髪が引っかかる」「絡まる」といった現象につながっていくのです。

トリートメントはダメージした髪を擬似的に補うもの

では、こうしたダメージをどのように修復していくのでしょうか。

それが、トリートメントの理論につながっていきます。
親水状態になった髪を、擬似的に疎水状態へ近づけていく。
この仕組みに沿ってケアしていくものが、シャンプーやトリートメント、サロントリートメントです。

このダメージの全体像をご理解いただけると、髪のケアをどのように考えればよいのかも理解しやすくなると思います。

現在の髪のダメージは複合的に起きている

現在、髪のダメージは非常に複合的になっています。
何か一つの原因だけで髪がダメージするわけではありません。
例えばパーマやカラーもそうですし、普段の生活によって受けるダメージもあります。

僕は常日頃からシャンプーやトリートメントの大切さについてお話ししていますが、シャンプーやトリートメントについても、粗悪なものを使ってしまうと、先ほどお話ししたボイドから髪内部のタンパク質などがどんどん流出してしまいます。

つまり、それもダメージの進行につながるということです。

髪には「その場で起きるダメージ」と「進行するダメージ」がある

ダメージには、その場で起きるダメージと、その後も進行していくダメージがあります。
パーマやカラーによるダメージも確かに大きいのですが、一番厄介なのは、この「ダメージの進行」です。
その進行を防いでいきましょうというのが、ヘアケアであり、シャンプーやトリートメントの役割になります。

髪はどのようにダメージしていくのか。
そして、そのダメージをどのように修復し、擬似的に補っていくのか。
それをより分かりやすくお伝えするために、今回は髪のダメージの全体像についてご説明させていただきました。

髪に悩んでいる方は大変多いので、そういった方にとって何か参考になれば嬉しく思います。

この記事を書いた人

名村 武彦 はじめまして。リベリュール・オーナースタイリストの名村(なむら)です。
リベリュールは艶やかにまとまる綺麗な髪をつくる事が得意な美容室です。髪を綺麗にするってとてもシンプルでカンタンです。
1人で悩んでいないで、ぜひお気軽にご相談下さい。 髪が綺麗になると毎日がとっても気持ちいいですよ!

はじめまして。リベリュール・オーナースタイリストの名村(なむら)です。
リベリュールは艶やかにまとまる綺麗な髪をつくる事が得意な美容室です。髪を綺麗にするってとてもシンプルでカンタンです。
1人で悩んでいないで、ぜひお気軽にご相談下さい。 髪が綺麗になると毎日がとっても気持ちいいですよ!

関連記事

最新記事

Contents サロンコンテンツ