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白髪染めとおしゃれ染めの違いとは?リフトアップ力と染料濃度から分かりやすく解説

この記事について

白髪染めとおしゃれ染めは何が違うのか。リフトアップ力、染料濃度、明度と彩度の違いをもとに、美容師目線で分かりやすく解説します。自宅で白髪染めを選ぶ際の明るさの目安についても紹介します。

白髪染めとおしゃれ染めは何が違うのか

今回は、カラーについてお話ししていきたいと思います。

テーマは、白髪染めとおしゃれ染めの違いについてです。
お客様からもよく「白髪染めとおしゃれ染めは何が違うんですか?」と聞かれることがありますので、今回はその違いについてお話ししていきます。

まず結論からお伝えすると、白髪染めとおしゃれ染めは「リフトアップ力」と「染料濃度」が違うとご理解ください。
少し技術的で難しいお話になりますが、リフトアップ力とは、ブリーチ力、つまり髪を明るくする力のことです。
そして染料濃度とは、文字通り染料の濃さのことです。

カラーの明るさを表すレベルスケール

僕たちの業界では、「レベルスケール」というものをよく使います。
これはメーカーによって少し違いがありますが、今回は20レベル表記でお話しします。
1レベルから20レベルまでで表記されており、日本人の標準的な黒髪は、20レベル表記の場合、4レベルから5レベルあたりになります。
このあたりが、日本人の標準的な黒髪の明るさです。

同じ8レベルでも、白髪染めとおしゃれ染めでは仕上がりが違う

例えば、8レベルを選んだ場合で考えてみます。
同じ8レベルの明るさであっても、おしゃれ染めと白髪染めでは、染料の濃さが違います。
そのため、白髪染めの方が黒く、暗く仕上がります。

言い方を変えると、ファッションカラー、つまりおしゃれ染めの方が鮮やかに発色します。
一方で、白髪染めの方は濁って発色します。
このようにご理解いただくと分かりやすいかと思います。

白髪染めはなぜ暗く見えやすいのか

白髪を染めるためには、どうしても染料濃度を濃く作らなければいけません。
ただし、染料濃度を濃くするといっても、赤みを足したり、青みを足したり、作り方はメーカーによって変わります。
そのため、一言では言い表せない部分もあります。

ただ、白髪染めは濃く染料を入れることで白髪をしっかり染め、さらに黒髪を明るくしていくように作られています。
これがグレーカラー、つまり白髪染めです。
そのため、白髪染めの方が黒く、暗く見えてしまうわけです。

明度が同じでも、彩度が下がると暗く見える

少し想像しにくいかもしれませんが、同じ8レベル、同じ明るさであっても、染料の濃さによって見え方が変わります。
明るさ、つまり明度は同じでも、彩度、鮮やかさが下がることで、暗く見えてしまうのです。
これが、白髪染めとファッションカラー、おしゃれ染めの違いになります。

実際には、これは色を見ていただかないと分かりづらい部分でもあります。
ただ、カラー剤は明度と彩度によって考え方が変わります。
髪の毛にどのようにアプローチするのか。
白髪にどのようにアプローチしていくのか。

そういったことを考えながら、僕たちは白髪染めであったり、ファッションカラーであったり、薬剤を調合して選定しています。
大まかに言うと、白髪染めとおしゃれ染めは、リフトアップ力と染料濃度が違うということです。

実際の美容室では白髪染めもかなり使います

実際の現場では、お客様にカラーを提供する場合、僕の場合はきちんとお話ししたうえで施術させていただいています。
その中で、白髪染めはかなり使えます。
もちろん、鮮やかさを出したい場合に白髪染めを使ってしまうと、鮮やかな発色は出づらくなります。
そのような場合には白髪染めは使いません。
ただし、根元のリフトアップや、根元のリタッチ部分であれば、基本的に僕は白髪染めを使うことが多いです。

白髪染めは褪色しづらい傾向がある

おしゃれ染めと白髪染めの大きな違いのひとつに、褪色の具合があります。
白髪染めの方が褪色しづらい設計になっているとご理解ください。

「設計」という言い方には少し語弊があるかもしれませんが、そのように認識していただければよいかと思います。
ファッションカラーの方が褪色しやすい、と言われることがあります。
これは染料濃度の違いによって変わってきます。

そういったことを考慮しながら、お客様の髪の毛を見て、どこまでリフトアップしていくのか、染料をどれくらい入れていくのかを判断しています。

そのうえで、カラーの薬剤選定をしています。

今はおしゃれ染めと白髪染めの垣根が少なくなっている

実際には、おしゃれ染めと白髪染めは混ぜながら使うことも多いです。
そのため、現状ではかなり垣根がなくなってきています。
お客様もご年齢を重ねていくと、ある時期を境に「白髪が気になるんです」とお話しされることがあります。

その際に、「白髪染めはいつからした方がいいですか?」と聞かれることもあります。
その場合、僕は「もう白髪染めを使っていますので、ある程度白髪も染まります。ご安心ください」というようなアプローチをさせていただいています。

ただ、カラーの考え方は本当に人によって違います。
そして、カラーにはものすごく多くのバリエーションがあります。
カラー剤は、ひとつのメーカーを見ても100種類ほどある場合もあります。
その中で、どのように調合していくかという話になってきます。

このブログですべてをお話しすると、とんでもない情報量になってしまい、かえって混乱してしまうと思います。
お客様はそこまで細かい知識を持つ必要はありません。
大まかには、次のようにご理解いただければよいかと思います。

おしゃれ染めは、鮮やかに染まります。
白髪染めは、濁って染まります。
おしゃれ染めは明るく見えやすく、白髪染めは暗く見えやすい。

このようなイメージでご理解いただければよろしいかと思います。

自宅で白髪染めをする場合の明るさの目安

ついでと言っては何ですが、白髪染めについて、ご自宅でカラーをされる方もいらっしゃると思いますので、選ぶ際の基準についてもお話しします。
先ほどお話しした通り、日本人の標準的な黒髪は4レベルから5レベルあたりです。
そして、白髪染めで「白髪がちゃんと染まります」とお約束できる明るさがあります。
それが8レベルです。
8レベル以上、つまり9レベルから10レベルになってくると、人によっては染まるけれど、人によっては染まらないという領域になります。

単品使いなら8レベルを基準にする

もちろん、ここも薬剤選定によって変わります。

少し詳しい話をすると難しくなってしまうのですが、例えば10レベルの薬に対して6レベルの薬を混ぜるなど、調合によって明るめの白髪染めでも白髪を染めていくことはできます。

ただし、およそ単品使いの場合は、8レベルを基準にしてください。
9レベル以上になると、人によっては染まらないとご理解いただいてよいかと思います。

そのため、ご自宅でカラーを染めたい、白髪染めをしたいという方で、明るめにしたい場合は、8レベルを上限にして選んでいただくのがよいかと思います。

ドラッグストアの白髪染めを選ぶときの考え方

最近では、「明るめの白髪染め」ということで、各メーカーがさまざまな商品を出しています。

少し話がそれてしまいますが、僕たちの業界では、アルカリカラーといっても、白髪染め、ファッションカラー、微アルカリカラー、さらにトナーなど、本当にいろいろな種類のカラー剤があります。

一方で、ドラッグストアなどでは、そこまで細分化された商品は売られていません。

「これを使えばちゃんと染まりますよ」という形で販売されているため、明るさのレベル表記もメーカーによってかなり違ってくると思います。

そのため、今回ひとつの目安としてお伝えしたいのが、8レベル以下です。

7レベルや6レベルあたりを基準にして薬を選んでいただければ、ある程度白髪は染まるのではないかと思います。

ぜひ参考にしていただければと思います。

今回の内容は二浴式カラー剤についてのお話です

今回のおしゃれ染めと白髪染めの違いは、二浴式のカラー剤についてのお話になります。
二浴式とは、一剤があり、二剤として過酸化水素、いわゆるオキシと呼ばれるものがあり、それを染める直前に混ぜてから塗っていくものです。
これを二浴式のカラーといいます。

今回は、二浴式のカラー剤についてのお話になりますので、ヘナやマニキュアについては除外します。
また、ブリーチに関しては考え方がまったく違いますので、こちらも除外させていただきます。
あくまで一般的なおしゃれ染めと白髪染めの違い、つまりファッションカラーとグレーカラーの違いについてのお話になります。

その点もご理解いただけますと幸いです。

白髪染めとおしゃれ染めの違いを知って、カラー選びの参考にしてください

今回も少し専門的なお話になってしまい、分かりづらいところもあったかと思います。
ただ、白髪染めとおしゃれ染めの違いは、大まかに言うとリフトアップ力と染料濃度の違いです。
おしゃれ染めは鮮やかに染まりやすく、白髪染めは白髪を染めるために染料濃度が濃く、暗く見えやすい傾向があります。

また、ご自宅で白髪染めを選ぶ場合は、明るめにしたい場合でも8レベルを上限の目安にしていただくとよいかと思います。
今回の内容が、白髪染めやおしゃれ染めを選ぶ際の参考になれば嬉しく思います。

今回のコラム内容をより詳しく知りたい方は、こちらの動画を御覧ください。


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この記事を書いた人

名村 武彦 はじめまして。リベリュール・オーナースタイリストの名村(なむら)です。
リベリュールは艶やかにまとまる綺麗な髪をつくる事が得意な美容室です。髪を綺麗にするってとてもシンプルでカンタンです。
1人で悩んでいないで、ぜひお気軽にご相談下さい。 髪が綺麗になると毎日がとっても気持ちいいですよ!

はじめまして。リベリュール・オーナースタイリストの名村(なむら)です。
リベリュールは艶やかにまとまる綺麗な髪をつくる事が得意な美容室です。髪を綺麗にするってとてもシンプルでカンタンです。
1人で悩んでいないで、ぜひお気軽にご相談下さい。 髪が綺麗になると毎日がとっても気持ちいいですよ!

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